ショボハピ☆主婦ちはこ成長ブログ

自分のショボさを見つめてこそハッピーになれる!

自分を取り戻したい。

畑を始めました。

 

実家は昔、兼業農家で、田んぼや畑をやっていて、小学生くらいの頃から手伝わされていました。中学、高校と進むにつれて、嫌々感が増していきました。

嫌がれば嫌がるほど、叱られて、怒鳴られて、やらされました。

 

社会人になってからは、実家を離れたりした事もあり、手伝わされる事もなく、最近では父も自営業を始め、忙しくなり、田んぼは人に任せ、畑は人に貸したりしています。

今回は実家の前の元・畑の所でやり始めました。 

 

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なんで、始めたの?

 

この年になり、自分というものがすごく不自然なことに気が付いた。

 

自分が誰からも嫌われないように無難な言葉、会話、服、…そんなものを選んで生きていくうちに、自分が何が好きなのか、本当は何を思っているのか、何を感じているのか、何がしたいのか、よくわからなくなってきました。

 

いつからだろう?

たぶん小学校高学年くらいからかな。一人になりたくなくて、あんまり好きじゃないグループに属してみたり。人を勝手にランク付けして、目立つ子のグループにいることで、優越感や安心感を感じたり。

 

でも、全然安心した事なんてなかった。

「一人になりませんように、一人になりませんように、…」いつも祈ってた。

 

一人にならないためには、幸せですごい自分でいるためには、友達はそれなりに明るい子で…。とか考えてた。その輪の中にいるにはどういうキャラがいいか…そうだ!おとぼけキャラとか天然キャラがいいい。

 

そしたら、輪に入れた。

でも、ハタチ前後からそれも通用しなくなってきた。

 

仕事中はなおさらだった。

必要以上に上司を恐がってた。

機嫌を損ねないためには、思いつきで余計な話をしない、いつも笑顔で、下手に謙虚に、敬語で、会話は無難に、無難に…

 

そんな事ばかり気をつけていたから、年を重ねるごとに、仕事にも集中できなくなってきた。産休に入った時、すごくホッとした。

旦那さんの転勤で、自分の仕事を辞めることになった時、経済的に苦しくなりどうしよう、と言っている一方で、これまたすごくホッとしている自分がいた。

もう、気をつけなくていいんだ…と。

 

でも、気をつける事をやめることはできなかった。

 

幼稚園の先生やママ達と話す時、何か挑戦しようとした先で出会う人達、近所の人、スーパーのレジ係の人、…家族以外の全人類。

 

みんな恐い。みんな私より上。

 

そもそも上とか下とか何なんだ?

私は何がしたいんだ?何を言いたいんだ?怒りたいのか、泣きたいのか?

 

わからなくなって、子供のころ、もう1歳とか2歳とかに戻りたくなった。自分思うがままに過ごしていたであろう頃に。

 

で、なんで畑?

なんでだろう?

たまたま尊敬する人達がやってたりするから?それもある。

あとは、土とかって自然のものでしょ?触れることで自然の力とかもらえたり、何かを思い出せたり、感じられるんじゃないか…と思ったり。

 

つまり、「藁にもすがる思い」です。

自分を取り戻したい。

 

実際、始めてみると、すごくいい!

雑草取りを結構な割合でやってるけど、中々気持ちがいい。偽りの自分を剝がしていくようで。

あとは、苦手な父と苗の買い出しに行ったり、耕し方を教えてもらったり…普通に「親子で過ごす楽しい時間」を久しぶりに感じられてます。

父とこんな風に過ごしたのは何年振りだろう。

 

まだまだ苗が植えられそうな所はある。(雑草取りから始めなければいけないけど…)

今度は何の苗を植えようか!